MODデジタルツインサンドボックス
目次
研究開発課題の概要
安全・快適・豊かなモビリティの実現のための、サイバーフィジカル型道路空間デジタルシステム基盤(デジタルサンドボックス)の構築
本研究開発課題は、短期間・低コストでさまざまな交通や地域政策をサイバー空間で試行できる新モビリティ指向型都市開発(MOD)デジタルサンドボックスを構築します。サンドボックス(砂場)は、コンピューターの中に作られた仮想の空間で、実際の交通環境をコンピュータ上で再現するものです。本研究開発課題が構築するMODデジタルツインサンドボックスは、短期間・低コストでさまざまな政策について、仮想空間での試行を可能にします。また、現実(フィジカル)空間での実証実験と仮想空間(サイバー)空間での実験結果をリアルタイムでフィードバック・アップデートし、精度の高いデジタルツインサンドボックスを提供します。
このMODデジタルツインサンドボックスでは、本事業が取り組む他の3つの研究開発課題から出力される多種多様大量のデータを活用して、コンピュータ上でシミュレーションを行い、新しいモビリティの効果や効率、経済性等を測定します。そして、実際の物理的な都市計画・モビリティ計画の実現フィールドでの合意形成につなげ、新モビリティ指向型都市開発を目指します。
「MODデジタルツインサンドボックス」の開発
「まちぐるみシミュレータ」のプラットフォーム化を基盤に、誰もが利用できるアフォーダブルなプラットフォームを構築します。そして、サイバー空間とフィジカル空間での検証に対応したMODデジタルツインサンドボックスを開発します。さらに、様々なモビリティの社会実験を通して、日本や世界各地での実用化に向けて開発を行います。
サイバー空間とフィジカル空間での検証に対応したシステム設計
知識を集積するための循環経済モデルの構築を行い、「MODデジタルツインサンドボックス」を利用した合意形成や運用のための人材育成など、社会実装に向けた体制づくりに取り組みます。